今朝、電車内で

2010年6月16日 日常
いつも使ってる電車より2本遅いのに乗っていました。

某駅を出た時に、ちょっと離れた左側からドサッという音。
誰かカバンでも落としたかな?

…いや違う、人が倒れてる!Σ(゜д゜;)

若い男性がドア付近で倒れていて、年配のおじ様が

「君、だいじょうぶか?」

としゃがみこんで声をかけていました。
倒れていた男性はだいじょうぶです。すいません、と立ち上がったものの。
またすぐ倒れてしまって今度は頭を少し打ってしまったみたい。

その頃には回りも気付き始めちょっとざわついてました。

折悪しく、前の駅を出たばかりで快特運転だった電車は次の停車駅まであと5駅くらい。

周りがハラハラ見守る中、おじ様は

「立たない方がいい、座ってなさい」

と動かさないようにし、別の女性が

「私、車掌さん呼んできます」

というものの、ここは前から2両目。車掌さんがいるのは8両目。
通勤時間だから結構混んでるし…。
ここでようやく非常通報器の存在を思い出した私は、

「そこに通報器があります」

と座ってた人に頼んで通報器を開けてもらい、呼び出しボタンを押してもらう。

『車掌です。どうしましたか?』

インターホンが繋がって、ちょうど通報器の近くにいたそのおじ様が

「前から2両目で、男性が倒れました。意識はありますが少し頭を打ったようなので次の駅で駅員さんを手配して頂けますか」

状況説明し、車掌さんが了承。

次の駅で駅員さんが車椅子を用意して待機していて、そこの駅で降りる人たちが支えてあげて降車。
自分の足で歩けていたようだし、貧血だったのかな…?


電車も遅れることなく発車。
その後、何事もなかったかのように車内は落ち着きを取り戻しましたが…。


もし、自分だったら。
そんな冷静に対応できるだろうか。

職場にいる時は同僚たちと協力し合えるけど…誰も知ってる人がいない、今日のような状況なら?

非常通報器の存在すら忘れてたし。

もしくは、外だったら?

あのおじ様とは、生きてきた年月だけ経験値の絶対的な差があるにしろ…ああいう大人になりたい!

…いや、この年にもなって『ああいう大人』って…私。

と色々考えてたら通勤時間が短く感じました。

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